建築基準適合判定資格者検定合格への勉強法

建築基準適合判定資格者の試験を2度落ちて、今回3度目。3度目の正直となるように、勉強のモチベーション確保と頭の整理も兼ねてブログ内で整理します。主にややこしい問題や間違えやすい問題を重点的にまとめています。建築基準適合判定士だけでなく1級建築士の法規の試験にも役立つかも。このブログで書いてある事は、あくまでも建築基準適合判定士試験に向けての内容であり、実務での取扱い等は管轄の特定行政庁や指定検査機関に問合せてください。また、記事内容は最新の情報ではありません。

【建築基準法改正】準防火地域内の耐火建築物や準耐火建築物の試験対策。

以前このような問題の選択肢が出てたことがあります。 準防火地域内において、延べ面積600㎡、地上2階建ての診療所(各階の診療所部分の床面積が300㎡であって、患者の収容施設がないもの)を新築する場合、耐火建築物としなければならない。 正しいか誤り…

日影規制の平均地盤面を覚えよう。建築基準法第56条の2。(建築基準法改正部分もあり。)

今回は日影規制の平均地盤面についてです。多分問題的には割と簡単な方だと思いますが、平均地盤面について書かれている場所がちょっとわかりにくいだけです。まずは第56条の2を見ていきましょう。 建築基準法第56条の2の中身 別表第四(い)欄の各項に掲…

荷重及び外力の問題その1。積雪荷重についての試験対策。

今回は積雪荷重の問題についてです。正直めっちゃ簡単でこんなの勉強しなくても覚えれると思っていたら、なんと引っ掛け問題があるみたいです。一回間違えた記憶がありますので、簡単だけどもしっかりチェックしておこうと思います。 建築基準法施行令第86条…

建築材料の品質について。建築基準法第37条。

今回は建築材料の品質についてです。問題としては簡単だと思いますが、条文がどこにあったか忘れがちなので、しっかり確認していきましょう。まずは法第37条です。 建築基準法第37条の内容は? 建築物の基礎、主要構造部その他安全上、防火上又は衛生上重要…

建築基準法改正による共同住宅等の界壁について。

建築基準法改正に伴い、共同住宅等の界壁、主に建築基準法施行令第114条第1項(建築物の界壁、間仕切壁及び隔壁)や建築基準法第30条(長屋又は共同住宅の各戸の界壁)の代替措置が規定されるようになりました。それについてみていきましょう。 建築基準法…

建築基準法改正。延焼防止性能を有する建築物等。

以前に建築基準法改正で建ぺい率の緩和の条文の改正を説明しました。 www.kenchikusyuzi.com この建築基準法第53条第3項第1号イで出てきた延焼防止性能という言葉。正直初めて聞きました。だんだん細かくなってややこしくなるなー。しかし建築基準法改正さ…

建築基準法改正で建ぺい率の緩和が変わった事を覚えよう。

今回は難しくはなく内容的には簡単ですが、建築基準法の改正に伴い今回の試験では改正後の法律が適用されるために要チェック箇所です。とりあえずここが変わったのかと頭に入れておけば、かなり簡単でわざわざ法令集を引く必要はないでしょう。ただし改正が…

構造計算適合判定って?建築基準法第6条の3第1項。

私が全く理解していなく、いつも「ちょっと何の事言っているかわからないですけど。」とサンドイッチマン風に言ってしまう項目ですが、これを機会にしっかり学んでいこうと思います。 建築基準法第6条の3第1項の内容を分けてみていこう。特定構造計算基準…

限界耐力計算によって安全性を確かめた場合。建築基準法第施行令第36条第2項第2号。

今回はまたも分かりにくい構造の規定についてです。限界耐力計算についてです。以前に保有水平耐力計算について記事にしました。 www.kenchikusyuzi.com これに近いです。問題の選択肢としても限界耐力計算を保有水平耐力と言い換えたりしてくるかもしれませ…

バリアフリー法。建築物移動等円滑化基準と建築物移動等円滑化誘導基準。

建築基準法適合判定士試験の考察A問題で、No.16は消防、No.17はバリアフリー法からの出題が多いです。たまに省エネ法も混ざってきたりしますが、今日はそのバリアフリー法でちょっとややこしい基準が2つあるのでそれを見ていこうと思います。ややこしいと言…

特定街区内における建築物の容積率について。建築基準法第60条第3項。

今日は私自身も全然理解していない特定街区内の建築物の容積率についてです。 特定街区とは? 特定街区は都市計画法第9条第20項で定められています。 特定街区は、市街地の整備改善を図るため街区の整備又は造成が行われる地区について、その街区内における…

消防法上の問題。建築基準法適合判定資格者検定。

今回は建築基準法適合判定資格者試験に必ずと言っていいほど1問出てくるけど、建築基準法以外の法律である消防法の問題です。消防法の一部は建築基準関係規定となっています。建築基準関係規定は令第9条に規定されています。消防法の第9条、第9条の2、…

建築基準法第55条。建築物の高さの限度。

令和元年度の建築基準法適合判定士試験の考察Aで間違えてた問題なので、今回しっかり学習しておこうと思います。 建築基準法第55条とは 簡単に言うと第1種、第2種低層住居専用地域と田園住居地域内では10mか12mのどっちか決めれた高さまでしか建物を建てれま…

高さ31mを超える建築物における排煙設備(建築基準法施行令第126条の3第1項第11号)

一般構造の問題でこんな問題の選択肢が出た事があります。 高さ31mをこえる建築物(政令で定めるものを除く。)における排煙設備の制御及び作動状態の監視は、中央管理室において行うことができるものとしなければならない。 一見簡単なように見えますが、少…

火を使用する室の換気。建築基準法第28条第3項。

居室の換気の問題でややこしいのは火を使用する室に設けなければならない換気設備等の問題です。私も今だに条文をしっかり読みながらでないと問題が解けません。めっちゃ読んでも間違えてたりしますので、自分の頭をスッキリさせるためにも見ていきましょう…

建築基準法第21条(大規模の建築物の主要構造部等について)

今日は平成30年にあった建築基準法の法改正があった項目の一つについて見ていきたいと思います。 法改正前の建築基準法第21条第1項について 法改正後の建築基準法第21条はどう変わった? 建築基準法施行令第109条の5の内容 恐らく問題の選択肢ででてくるな…

確認済証の交付を受ける必要がない用途変更。

今日の問題は類似の用途変更で確認済証の交付を受ける必要があるかないかの問題です。この手の問題は割と簡単ですぐ答えがわかると思いますが、ちょっとした落とし穴がありますよね。正直私も簡単と思ってたけど、実はひっかかったりした事がありました。用…

保有水平耐力計算により安全性を確かめる場合(令第36条)

今回は私もすごーく苦手な構造方法に関する基準です。まず法第20条で規模により分類されていて、政令で定める技術的基準に適合するようにとなっており、じゃーその政令で定める技術的基準って何かというと、令第36条に構造方法に関する技術的基準が書かれて…

石綿その他の物質の措置(建築基準法第28条の2)石綿以外の物質編

一般構造からで、令和元年度の試験で自分が恐らく間違えてた問題をクローズアップします。読み返すと全然難しい事はなかったですが、何故か間違えてしまいましたので確認していきます。最初に答えをいうとクロルピリホスは居室を有する建築物の場合、居室以…

建築監視員(建築基準法第9条の2)の問題

今回は建築監視員についての問題についてです。 建築基準法第9条の2(建築監視員) 特定行政庁は、政令で定めるところにより、当該市町村又は都道府県の職員のうちから建築監視員を命じ、前条第7項及び第10項に規定する特定行政庁の権限を行わせることができ…

用途制限(建築基準法第48条)の問題

今回は建築基準法第48条のいわゆる用途制限の問題に関して見て行きましょう。基本的には方別表第2と政令の(以下「令」とする。)第130条の3からの条文を見ていくのですが、用途制限に関しては建築基準法適合判定士の試験では考査A及び考査Bどちらも出題される…

建築基準法既存不適格(法第3条第2項)の問題。

建築基準法適合判定士試験A問題の最初の方によく出る選択肢に既存不適格があります。法第3条第2項です。問題になるのは法第3条第3項第1号がほとんどです。 法第3条第2項とは 法第3条第3項と絡めた問題が多い 適用しないの適用しないは適用する 法第…