建築基準適合判定資格者検定合格への勉強法

建築基準適合判定資格者の試験を2度落ちて、今回3度目。3度目の正直となるように、勉強のモチベーション確保と頭の整理も兼ねてブログ内で整理します。主にややこしい問題や間違えやすい問題を重点的にまとめています。建築基準適合判定士だけでなく1級建築士の法規の試験にも役立つかも。このブログで書いてある事は、あくまでも建築基準適合判定士試験に向けての内容であり、実務での取扱い等は管轄の特定行政庁や指定検査機関に問合せてください。また、記事内容は最新の情報ではありません。

令和2年建築基準適合判定資格者検定考査(B)計画3解説後半

今回の記事は令和2年建築基準適合判定資格者検定考査(B)計画3の後半の解答例を載せています。考査(B)については解答は公表されていない為に参考までに留めて頂きますようにお願いします。前半については

 

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 それでは見ていきましょう。

 

Rsの数値について

考査Bの4問目についてはRsの数値についてです。

令82条の6二号イより
Rs=rs/ṝs
rs 各階の層間変形角の逆数
ṝs 当該建築物についてのrsの相加平均
よって各階のRsは下表となる。ṝs=(2727+2813+2903+2811+3333)/5=2917.4
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表Bと比較すると適切である。よって適合している。

 

Rs判定について

考査Bの5問目はRs判定についてです。Rsの数値が出てるので簡単ですよね。

令82条の6二号イよりRsは0.6以上でなければならない。前述よりRsは全階において0.6

以上であるので適切である。よって適合している。

各階の偏心率に関する判定について

考査Bの最後の問題は偏心率に関する判定についてです。私はこの問題間違えてしましました。計算を間違ったのではありません。偏心率の数値と判定を間違えたのです。数値が表Cと同じかどうかを判断するだけで答えを出してしまったのです。前回の問題で例えればRsの数値についての問題を解いただけでRsの判定の問題を解き忘れてしまったという事です。Rsのように数値と判定とを別々に出してくる場合もあれば、この問題のように一つの問題で出てくる場合があるので、しっかり頭に入れておきましょう。本当にもったいない間違いをしてしましました。それでは解答例を見ていきましょう。

令第82条の6二号ロよりRe=e/re
eおよびreは正しいとして付与されている。よって各階のReは下表となる。
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表Cと比較すると適切である。またReは0.15以下でなければならない。
上記より1階から4階までの階のReの数値が0.15を超えるので不適切。よって不適合。

 

令和2年建築基準適合判定資格者検定考査(B)計画3解説後半のまとめ

比較的計画3の後半も簡単でしたね。しかし私みたいにうっかりミスが出てしまうとものすごくもったいないですので、簡単でもしっかり丁寧に問題を読んで解きましょう。