建築基準適合判定資格者検定合格への勉強法

建築基準適合判定資格者の試験を2度落ちて、今回3度目。3度目の正直となるように、勉強のモチベーション確保と頭の整理も兼ねてブログ内で整理します。主にややこしい問題や間違えやすい問題を重点的にまとめています。建築基準適合判定士だけでなく1級建築士の法規の試験にも役立つかも。このブログで書いてある事は、あくまでも建築基準適合判定士試験に向けての内容であり、実務での取扱い等は管轄の特定行政庁や指定検査機関に問合せてください。また、記事内容は最新の情報ではありません。

構造計算問題を解く上での対策方法。許容応力度と材料強度。

建築基準適合判定士試験の考査AのNo.5は構造強度No.6は構造計算についての問題が出る傾向がありますが、その中で構造計算の許容応力度と材料強度がなんかややこしいので、見ていきましょう。

 

許容応力度か材料強度か。選択肢をしっかり読む。

最初から本題です。許容応力度についての問題か材料強度についての問題かを判断する事が大事です。建築基準法施行令第89条から許容応力度について令第95条から材料強度について書かれています。何がややこしいかというと下の見てください。

許容応力度

  • 令第89条(木材)
  • 令第90条(鋼材等)
  • 令第91条(コンクリート)
  • 令第92条(溶接)
  • 令第92条の2(高力ボルト接合)
  • 令第93条(地盤及び基礎ぐい)
  • 令第94条(補足) 

材料強度

  • 令第95条(木材)
  • 令第96条(鋼材等)
  • 令第97条(コンクリート)
  • 令第98条(溶接)
  • 令第99条(補足)

 赤線で書いた部分が同じ材料です。木材の許容応力度については令第89条、材料強度については令第95条となっています。ですので、なんとなくこの辺に構造計算載ってたなぐらいしか覚えていなければ、間違った方を見ている可能性があります。どちらも見比べてみると、圧縮、引張り、曲げ、せん断について基準強度を元に数値が定められています。まずはしっかり問題文を読み許容応力度についてか材料強度についてかどちらについて聞かれているかを判断しましょう。判断するといっても選択肢の文章に載ってますんで難しくないです。あと、許容応力度について聞かれているなら長期に生じる力に対する圧縮、引張り、曲げ、せん断もしくは短期に生じる力に対する圧縮、引張り、曲げ、せん断の数値は問われると思いますので、長期や短期という文字が含まれていたなら許容応力度が問われてると思っておいて間違いないと思います。

傾向として許容応力度が頻出している。

私の勝手なイメージですが、許容応力度か材料強度かどちらの方が選択肢出てくることが多いかというと許容応力度だと思います。 その数字が長期と短期を入れ替えてたり、材料強度の数値を入れて間違えさそうとしてくると思います。許容応力度か材料強度か、許容応力度なら長期か短期かを間違えなければ、数値はすぐわかります。条文もすぐ近くに載っているので、聞かれてる事を間違えないのが大事です。